今、世界のファッションシーンからも注目を浴びるバイオ素材「ブリュード・プロテイン™ファイバー」をご存知だろうか?
それは、植物由来の原料から作られるプロテイン繊維。上質感があって肌触りが心地いいだけでなく、地球環境負荷の軽減にも繋がる。
そんな夢のような素材を使った「アンパスィ」のゴルフウェアは、想像以上に快適で、ファッション性も高く、早くも名作となる予感だ。
タンパク質を発酵する全く新しい次世代ファブリック
※実際の商品ではロゴ織りネームのデザインが異なります。
そもそもブリュードプロテインとは、どんなものか?
山形のベンチャー企業、スパイバー社とゴールドウインの共同開発が始まったのは2015年。
当初は、“天然のクモ糸”の再現というテーマからスタートし、いくつかの問題点をクリアしながら、植物由来の原料を微生物に与え発酵によって作られる構造タンパク質素材として完成した。
最大の特徴は、原料としてこれまで化学繊維に使われていた石油由来の資源も、また動物由来の資源も使用せずに、ニットやデニムなど上質な素材をあれこれ作ることができる点にある。
ブリュードプロテインからは、フィラメント糸、短繊維、紡績糸などが作り出せる。それらを使ったウェアは、上質で柔らかな肌触りなのが持ち味。
それにより、カシミヤ繊維などの動物由来の天然のプロテイン素材と比較しても、温室効果ガスの排出量や水の使用量、土地利用面積などが軽減できる。
さらに無染色のブリュード・プロテイン™ファイバーは、海で生分解され、同素材を使った生地も、土壌で分解されるというから、驚きだ。
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