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自分の可能性を発掘することに夢中



最近、髙山さんが夢中になっているというのが、埋没している自分の可能性を発掘すること。仲間はもちろん、さまざまな人と話して、飲んで、自分が料理を通して何ができるのかを考えている。

「メゼババにはパッションや才能に溢れた人が集まってきて、そういう方々との出会いがとても刺激になっています。ただ、自分の心が受け入れる準備をしていなければ、いい出会いがあっても、すれ違って終わってしまう。

『啐啄同時』という言葉があります。雛が卵から出ようと内側から殻をつついて音を立てたとき、それを聞きつけた母鳥がすかさず外からついばんで殻を破る手助けをすることなんですが、人における成長も同じだと僕は思っています。いくら外側から刺激やチャンスを与えられても、内側からアクションをしていないと殻を破ることができないと思うんです。自分は何かをしたいという衝動を持っている。今はそんな心持ちでいることを大事にしています」。



新田桂一(OTA OFFICE)=写真 林田順子=文

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