呉山賢治はビジョンを信じて挑戦し続ける
「ベージュのダウン(冒頭写真)、めっちゃ軽くてびっくり。左右で違うジッパーの色もかわいいし」。
オーシャンズでもお馴染みの呉山賢治さんとの撮影は、いつも楽しい。人懐っこい関西弁が響けば現場の空気はぐっと明るくなる。
そんな呉山さんのもうひとつの顔が、ヨガのインストラクターだ。東京・原宿の「イグナイト ヨガ」でクラスを持ち、モデル業の合間を縫って、全国各地でヨガのワークショップを開催している。
「ヨガに出合ったのはコロナ禍の2020年。今自分が教えている『イグナイト ヨガ』で体験しました。
最初は滝のような汗をかいてしまって、まったく動けなかったんです。ジムで鍛えていたので筋力には自信がありましたが、全然ダメでしたね。
でも根っからの負けず嫌いなので『ほんなら、唯一無二の“動けるマッチョ”になったらええやん』と気持ちを切り替え、その日からヨガに没頭。一日5時間はやってたんじゃないかな」。
「始めた頃は一日5時間、ヨガに没頭していました」。ダウンジャケット22万円、ニットキャップ4730円/ともにミレー(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 050-3198-9161)
ヨガを始めて3カ月ほど経つと、身体がスムーズに動くようになってきたという。
その熱心さと上達ぶりに、「イグナイト ヨガ」の創設者であり、呉山さんがヨガに目覚めるきっかけをくれたジュリ エドワーズ氏から「教えるほうにもトライしてみたら」と助言が。
その言葉に従い、インストラクターになるための200時間のクラスを受講した。
「ただ、200時間を消化しても『人に教えるレベルには程遠い』とも思っていました。だから並行して新たな先生を探したんです。
この人だ!と直感したのがマット・ジョルダーノというNYのインストラクター。身体が可動するメカニズムを細かく、わかりやすく解説してくれるんです。彼のオンラインクラスを300時間、受けました」。
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