「何もしなかった一日」も格別
俳優として第一線を走り続けておよそ10年。坂口さんは今、これまで忙しく刻み続けていた時計の針を少し緩めている。仕事とプライベートを心地いい状態で両立しているのだそう。
「もともと俳優という仕事にネガティブなストレスを感じたことがないんですよ。失敗しても仕方ないと、いい意味で開き直っているのかもしれません。仕事に関しては若いときからずっと楽しめています」。
また、坂口さんは「一見無駄な時間も、実は大事な時間だと思う」とも語ってくれた。
毎日すべてを振り絞って生きることは理想かもしれないが、現実的には難しい。だから「何もしなかった一日も、それはそれで格別」と、いい意味で力を抜くことも大事なのだと。
「撮影の現場でも、カチンコが鳴る直前まで力を抜いています。カメラが回るまではずっとおしゃべりしていることも(笑)。ゆったりした空気感の中でお芝居するほうが、自分は性に合っているみたいですね」。
“俳優・坂口健太郎”が纏う独特の空気感は、そんなリラックスした時間の過ごし方から生まれるのかもしれない。
坂口さんの手元に馴染んだ「メカニカルダイバーズ 1965 ヘリテージ」は、心なしかゆったりと時を刻んでいるように感じた。
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