現場を「柔らかい時間」にしたい
坂口さんに身に着けてもらったもうひとつの腕時計が「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」。高い耐傷性を備えたセラミックス製のベゼル表示版と、異なる時間帯を表示するGMT針が目を引く、洗練されたデザインのダイバーズだ。
「ベゼルとダイヤルの深いグリーン色がいいですね。父が乗っていた車が、確かこんな色でした」。
この腕時計の色にシンクロするように、淡いグリーンのシャツとパンツを着こなしてくれた坂口さん。「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」は、こんな都会的な服にも見事にマッチする。
ハイパフォーマンスで骨太な印象を持つダイバーズウォッチ。しかしながら坂口さんが身に着けると、どこか柔らかい雰囲気を醸し出すから不思議である。
「メカニカルダイバーズ 1968 ヘリテージ GMT」。SSケース、42.0㎜径、自動巻き。200m空気潜水用防水。21万8900円/セイコー プロスペックス(セイコーウオッチお客様相談室 0120-061-012)
「現場の空気も柔らかくしたい、という思いがあるんです。俳優もスタッフさんも、すべての仕事仲間が、摩擦やストレスなく過ごせる空間にしたい。率直に言えば現場の潤滑油になりたいし、それをするのが得意な人間だと思う」。
「おしゃべりで人見知りしないこの性格を、自分自身で愛し続けていきたいと思っています。改めて言葉にすると、ちょっと照れくさいですけどね」。
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