格式ある面持ちから大人の装いに似合うと人気の、レクタンギュラーケースの腕時計。なかでもフレデリック・コンスタントの「クラシック カレ」シリーズは、スイス・メイドという高い信頼性と手の届きやすい価格から、腕時計ファンの間でも注目株として日に日に存在感を増しているようだ。
で、存在感を増しているといえば、スーツ姿でゆる〜いダンスを披露するミドルエイジ・モデル集団“おじフェス(仮)”の面々。彼らの活躍の場はバズったSNSを飛び出して、イベントにトークショーにとひっぱりだこだ。今月末には、フレデリック・コンスタント ブティック 東京でのイベントにも登場予定だ。
そんな“おじフェス(仮)”のメンバーのひとり、モデルの久保田裕之さんは、別シリーズながらフレデリック・コンスタントの愛用者なんだとか。ブランドの良さをよく知る彼に今回は、先日お目見えした「クラシック カレ」の新作を試してもらい、その魅力を聞いてみた。
人気モデルの“ノン・デイト”版は、限定という特別感と端正な顔立ちがいい
フレデリック・コンスタントといえば、「クラシック カレ オートマチック ハートビート」を思い浮かべる人も多いだろう。いわゆるオープンダイヤル仕様を世界で初めて備えた1本は1994年に誕生。そのユニークな意匠で、機械式時計のステータスを現在の地位まで押し上げることに貢献した、歴史の中でも有数のモデルだ。
そんな名作は角型ケースに合わせたレクタンギュラーのミニッツトラックや、オニオンリューズなどのアール・デコスタイルが際立つクラシックな顔つきも持ち味。そのラインナップにこの秋、日本限定の新作が登場した。
SSローズゴールドプレートケース、縦33.3×横30.4mm、自動巻き、日本限定モデル。[FC-310SWR4C4]26万9500円/フレデリック・コンスタント 0570-03-1988
大ぶりのローマン・インデックスをあしらったダイヤルは力強さを表現しつつも、外装は淡く優しげな表情を醸すローズゴールドカラーを採用。また通常備える6時位置の日付表示窓を取り払うことで、角型から得られる端正な表情をいっそう引き立てることに成功した。日本限定という響きの特別感も、所有欲をそそる。
「気品ある色みで大人っぽく、存在感があるのに落ち着きも感じる」と、久保田さんはデザインバランスの良さをイチオシ。
ブラウンのカーフストラップとのコンビということも手伝って、タートルネックニットにカジュアルなジャケットという、秋らしい大人スタイルにほど良く馴染んでいた。
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