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165カ所の海洋保護区域のうち3つの海を知る

創設以来、ミッション・ブルーは世界中に165カ所(2024年9月現在)の海洋保護区域「ホープスポット」を設け、それぞれが政府や公共機関、地元コミュニティと連携し海洋保護活動を続けている。日本では辺野古・大浦湾一帯がホープ・スポットに認定された。

今回はそのなかから、オーストラリア、カンボジア、インドネシアのホープ・スポットを紹介しよう。

① エクスマウス湾とニンガルーコースト~砂漠と海が出逢う場所(オーストラリア)

オーストラリア、エクスマス湾のザトウクジラの尾。ザトウクジラの寿命は80年から90年で、哺乳類の中で最も長い。©️Rolex

オーストラリア、エクスマス湾のザトウクジラの尾。ザトウクジラの寿命は80年から90年で、哺乳類の中で最も長い。ⓒRolex/Tom Cannon


ユネスコ世界遺産であるニンガルーコーストには海洋生物が多数生息しているが、その生命は隣接するエクスマウス湾の生物多様性に支えられていると考えられている。このふたつの生態系がどのように繋がり、補完し合っているのかを調査し、世界に広め保護する活動が行われている。

② ケップ群島~ジュゴンへの希望(カンボジア)

マリン・コンサベーション・カンボジアのチームは、ドローンを使ってケップ群島の海域を上空から調査し、海草草原の発見と監視に役立てている。©︎Rolex

マリン・コンサベーション・カンボジアのチームは、ドローンを使ってケップ群島の海域を上空から調査し、海草草原の発見と監視に役立てている。©︎Rolex


底引き網漁などによって深刻な被害を受けてきた東南アジア最大規模の海草藻場では、人工岩礁を利用し修復が行われてきた。現在、この地域ではジュゴンの母子やイルカの大群などが目撃されており、生態系が急速に回復し始めている。

③ ペニダ島~サンゴの保護区(インドネシア)

沖の魚の群れと豊富なサンゴ礁。©︎Rolex

ペニダ島に程近いレンボンガン島沖の魚の群れと豊富なサンゴ礁。ⓒRolex/Pier Nirandara


全サンゴの76%以上を占める約300種のサンゴの生息地であるコーラルトライアングルの中心地、インドネシア・ペニダ島。地元コミュニティと連携し、サンゴ礁を含む海洋環境の保護と修復が実施されている。 


サンゴ礁から魚、海草、マングローブまで、すべてが海と地球の健全性を維持するために欠かせないものだ。

「海がなければ、生命はない。海がなければ、私たちはいない」とシルビア・アール氏は語る。この言葉を胸に「ミッション・ブルー」とロレックスの挑戦は続く。

ロレックス「ミッション・ブルー」の詳細はこちら

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