ワンスターの特徴・人気の理由
ハイクオリティなジャパンメイド
先述したように、今でこそ大定番モデルに君臨する同作も、当初はわずか2年ほどで生産を中止してしまう。そのため、当時のマニアの間では“幻のモデル”としてまことしやかに囁かれることに。
それから時が経つこと約10年。長らく叫ばれていたファンの熱い声に応える形で1985年に復刻。しかもそれが、ジャパンメイドによる復活であった。
ゆえに素材や作りにおいて隙がなく、それをきっかけに名モデルとして日の目を見ることになる。
風合い抜群なガラスレザー
ワンスターを語るうえで素材に触れないわけにはいかない。今となってはバスケットボールシューズの主流はレザー製だが、「ワンスター」が誕生した約半世紀前は、キャンバス生地が大半だった。
ワンスターはいわば、当時の革新的アプローチと最先端な作りを体現したモデルだったのである。
時代ごとに使用するレザーに若干のアップデートを繰り返しながら、現在では堅牢なガラスレザーを使用。
放たれる輝きはエレガントで、合成樹脂によってコーティングされた表面は傷が付きにくく水にも強い。
3/5