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①地震が来たら、テーブルの下……ではなく玄関へ!

「地震が来たら机やテーブルの下に潜り込む」というのは、学校の防災訓練でも教えられ、防災ブックなどのイラストにも描かれている。

しかし、自宅で大きな揺れを感じたときは、いち目散で「玄関」へ行くのが最善だという。



「築年数にもよりますが、自宅の中でいちばん被害が出にくいのは玄関です。咄嗟のときに外へ出られますし、頭上に落ちてくる大きな照明や荷物などもないでしょう。

リビングなどにある横開きの窓は枠が歪むと開かなくなるけど、日本の家屋なら玄関のドアは大抵外開きなので、押せば出られるんです。でも、もし古い家屋にいる場合は、すぐに外へ逃げたほうがいいですね」(野村功次郎さん、以下同)。



「ちなみに『地震が来たらまず火を消す』というのも、現在だったら”最優先”ではないんです。もちろん目の前で消せるなら、それに越したことはないけど、最近はコンロや暖房器具なども揺れを感じると火が消える機能が普及していますよね。揺れている間に『火を消さなくちゃ』と移動するよりは、まず身の安全を第一に出口へ向かった方がいい」。

普段使っている火のもとに停止機能が備わっているかどうかも確認しておこう。また、非常用持ち出し袋は、玄関に置いておくのが良さそうだ。


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