※2020年4月26日に掲載した記事を編集して再掲したものです。 SUV選びにはいろんな視点があるけれど「最大渡河水深」という指標はお持ちだろうか? 文字どおり「これくらいの深さの河なら渡れます」という能力を表す。
近年は水害も頻発し、道路が冠水することもしばしば。実は、想像以上に低い水位で、大抵の車は動けなくなるという事実もある。
そんな「水」に強いSUVはどれか? 見ておいて損はないだろう。
[最大渡河水深700mm]
メルセデス・ベンツ Gクラス
武骨なカクカク系SUVとして大人気で、2018年に現行型へ切り替わったGクラス。
最大渡河水深は旧型より100mmアップの700mmとなったほか、ボディの強度も高められるなど、悪路走破性が一段と高くなった。
また、悪路での走行を最適に制御してくれる「Gモード」が新たに追加され、もちろん先進安全機能などオンロードでの快適性も大きく向上している。オフロードもオンロードも、まさに向かうところ敵なしのGクラスだ。
トヨタ ランドクルーザー/ランドクルーザー プラド
ランクルが世界中で愛され続ける理由は、耐久性が高く、道なき道を走れる走破性。当然ちょっとした河なら渡れてしまう設計に。ランドクルーザー、プラド、最新のランクル250、それぞれのカタログ上で謳われている数値は最大700mmだ。
加えて岩場などは「ロック」、凹凸の激しい場面では「モーグル」、ぬかるみや砂地など路面が滑りやすいなら「マッド&サンド」など、路面状況に応じて駆動力の配分などを最適化するマルチ・テレイン・セレクトもあるから心強い。
さらにこうした路面ではアクセル調整は足が吊りそうになるほど慎重になるが、それも自動で行ってくれるクロールコントロールも備えている。岩場も砂地もぬかるみも河も、まさにキャッチコピー通りの“地球が鍛えた”車なのだ。
2/3