三浦知良(みうらかずよし)●サッカー選手。1967年、静岡県生まれ。小学生よりサッカーを始め、高校時代に単身ブラジルへ渡り、1982年サンパウロ州のサッカークラブであるCAジュベントスのユースに所属。1986年には同州のサントスFCとプロ契約を結び、念願のプロサッカー選手となる。1990年までブラジルでプレイし、帰国後に読売クラブ(のちのヴェルディ川崎)に所属。以降、国内のいくつかのチームに加え、イタリアやクロアチア、オーストラリア、ポルトガルのチームでもプレイし、国際的に活躍。現在は横浜FCに籍を置きながら、JFL所属のアトレチコ鈴鹿クラブに期限付き移籍中であり、国内最年長プロサッカー選手として、そしてJリーグ発足当時よりプレイする唯一の現役選手として活躍中。
2025年で創業50周年を迎えるジョルジオ アルマーニ。いまもなおトップブランドとしてファッション界に君臨し続ける、その驚くべきクリエイションを紐解くために、サッカー界きってのファッショニスタであり、巨匠アルマーニと旧知の間柄でもあるサッカー選手の三浦知良にインタビュー。
ファッションへのこだわりやアスリートとしての心構え、そして現役を続ける秘訣などを問う。
ジョルジオ アルマーニと三浦知良。両者の共通項に成功の流儀を見出すスペシャルプロジェクトだ。
スーツ95万7000円[メイド トゥ メジャー]、シャツ6万9300円、ネクタイ2万9700円/すべてジョルジオ アルマーニ(ジョルジオ アルマーニ ジャパン www.armani.com)
オリンピックをはじめとした国際的スポーツ大会のイタリア代表ユニフォームを幾度となくデザインし、著名なプロアスリートをスポンサードするなど、スポーツをこよなく愛し、この半世紀を通してスポーツ界と密接にかかわってきたジョルジオ・アルマーニ。サッカーイタリア代表の公式スーツを手がけるなど、特にサッカーは情熱を注いできたスポーツのひとつだが、そうした関係から親交を築いてきたのがサッカー選手の三浦知良だ。
1980年公開の『アメリカン・ジゴロ』は、ジョルジオ アルマーニが初めて公式に衣装を担当したハリウッド映画。主人公を演じるリチャード・ギアが着こなすスーツが話題となり、アルマーニの名を世界に知らしめることとなった。対して1993年にJリーグが開幕し、初年度の最優秀選手に選ばれるなど、一躍スター選手となった三浦知良は、プライベートでさっそうとジョルジオ アルマーニのスーツを着用。日本においてアルマーニの人気に火をつけた立役者のひとりとなった。「普段の服装はジャージーかスーツ」というほどスーツを愛する三浦は、どのようにアルマーニのスーツと出合ったのだろうか。
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