避難所に行けば「助けてもらえる」はNG!
小笠原さんの非常用持ち出し袋の中身。熱中症対策や体温調整のアイテムも備えている。写真=本人提供
「避難所に非常用持ち出し袋を持ってくる人が少ない」。
西日本豪雨をはじめ、さまざまな災害現場でキャスターとして取材した際、自治体の人がこう嘆いていたという。
「『避難所に行けば助けてもらえる』とは思わないほうがいいです。その場にいるみんなが被災者ですから、誰もが自分のことで精一杯。救援物資が届いていない場合もあるし、全員に行き届かないことだってある。自分に必要なものは、自分で用意することが大事なんです。
下着や常備薬、口腔ケア用品、女性なら生理用品、高齢者なら折り畳み杖や入れ歯用品、乳幼児がいるならミルクやおむつなど、必要不可欠なものは何かを考えて事前に準備しておきましょう」。
小笠原さんは、離れて暮らす両親や祖父母の備蓄品も定期的に確認している。オンラインショップを利用し、水や食料など、量が減ったものを実家に送っているそうだ。
心がけひとつでできることは思い立ったが吉日。いますぐ確認を!
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