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江の川の下流域にあたる江津市は、2018年7月7日の明け方に川が氾濫し、浸水被害が発生した。
小笠原さんは「床上70センチ」の浸水被害に遭った実家に、翌日の7月8日から毎週末、片付けに通った。
「堤防があるため自宅が浸水することを想定せず、家の中は何も対策をしていなかったんです。冷蔵庫も食料もダメになって、断水も1週間ほど続きました。毎週末、水や食料、日用品を届けに行っていたのですが、備蓄することがいかに大切かを思い知りましたね。
飲み水は、1日1人2Lくらいを目安に持っていった水でやり繰りしていました。でも、生活用水を含めると全然足らなくて、給水車から水を汲んで凌ぎました。料理はお皿にラップをかけたりして水を節約していましたね」(小笠原知恵さん、以下同)。
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