世界限定300本。チタンケース、38.8mm径、自動巻き。176万円/クレドール(セイコーウオッチ 0120-302-617)
そんな宮本さんに今回提案した一本は日本ブランド、クレドールの「ロコモティブ」。1979年に発売したオリジナルモデルを、現代の技術でアップデートしたものだ。
時計デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏が実際に描いたスケッチを基に、当時の技術では実現できなかった意匠やディテールを忠実に再現。
ケースとブレスレットにはブライトチタンを採用、さらにケース厚は9mm以下に抑えることで、装着感も優れる。
「六角形のケースやベゼル、ビスのデザインが好みです。デザイナーのジェラルド・ジェンタ氏が『クレドールを牽引し、未来を担うモデルになってほしい』という想いを込めて、機関車をモチーフにデザインしたというストーリーにもグッときます。
存在感がありながらもケースサイズが大きすぎず手首に馴染むところもいいですね。普段はヴィンテージウォッチを手に入れることが多いですが、これはかなり惹かれます……」。
宮本さんはまだまだ時計の沼から抜け出せないようだ。
ブランデット東京 ディレクター 宮本哲明さん●ユナイテッドアローズに約11年勤務し、独立後にPR会社ミヤモトスパイスを創業。運営するショールーム兼ショップ「ブランデット東京」では自ら店頭に立つ。