「よろしくお願いいたします」。
営業部でシニアマネージャーを務める志村咲季さん。
出身は東京・立川で、子供の頃は夏休みに家族で千葉の海に遊びに行くのが恒例行事だったという。
「品川庄司の品川似の兄」(咲季さん)と撮った写真。
中学高校時代はバスケットボール部でポイントガードとして活躍。さらに、高校卒業後は都内の体育大学に進学、ラクロスに打ち込む。
「選手としての面白さもありますが、ラクロスは監督もコーチもいないことが多かったので、戦術の立案から大会の運営まですべて学生が中心となって行うんです。
私はディフェンス面での技術幹部として、戦術やメンバー構成を考えたりしていました。主体性を持って自分で考えるという姿勢は社会人になってからも活きていますね」。
2028年のロサンゼルスオリンピックで正式種目に採用されたというラクロスは、見た目以上に激しいスポーツで、男子は接触プレイが当たり前。女子も身体中にアザが絶えないそうだ。
お好み焼き屋でのアルバイトでは鉄板上のコテ捌きに磨きをかけた。
「大学卒業後は『女性アスリートの価値を高める』という理念にも共感し、強豪クラブチームの『MISTRAL』に入部。大学とはレベルが違いますが、中心メンバーとしてプレイしてきました」。
ラクロスの激しいプレイスタイルは「地上最速の格闘競技」と呼ばれる。
「クロス」の先のネットは選手がそれぞれ工夫を凝らしてアレンジ。
しかし、新卒で就職した物流施設に特化した不動産会社を退職し、「ネタもと」に転職すると同時に仕事に振り切ろうと決意。「MISTRAL」でも広報活動に専念した。
そんなタイミングで、2022年の全日本選手権大会では慶應義塾大学を下して日本一に輝く。
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