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オメガのパリ2024記念「シーマスター」に注目!

シーマスター ダイバー300M パリ2024 ムーンシャインゴールド&SS/オメガ 0570-000087

シーマスター ダイバー300M パリ2024 ムーンシャインゴールド&SS/オメガ 0570-000087


フジイ こちらはオメガの「シーマスター ダイバー300M パリ2024」です。なぜ、この1本かというと、みなさんも今まさに熱狂していると思いますが、熱い熱いパリ五輪が開催されているからです。

ハラ 観てるよ!熱いよね〜。

フジイ オメガは1932年のロサンゼルス五輪以来、ほとんどの大会で公式のタイムキーパーを務めています。

ハラ 陸上の短距離とか0.1秒を競うような競技のタイムを計るのも全てオメガのタイマー。



フジイ そのとおり。今リアルタイムで流れてるオリンピックの映像を観てもらえれば、トラック競技とか水泳とかにも、どこかしらにオメガのマークを見つけられると思います。計時という形でサポートしているんです。

ハラ 寸分の狂いもなく、絶対に間違えられないタイマーってところに優れた技術力を感じるよね。

キクチ もう1回やり直しってわけにはいかないもんね。それを90年以上続けてるってことか。

ハラ すごいことだよね。



フジイ それがオメガの信頼の裏付けにもなっていますよね。オメガには「スピードマスター」と「シーマスター」の2大看板モデルがあるのですが、オリンピックイヤーごとにアニバーサリーモデルが登場します。

ハラ そのひとつがこの「シーマスター ダイバー300M」 ってことね。

キクチ かなりレアなんだね。



フジイ パッと見はコラボレーション感がないかなと思うんですけど、よく見ると秒針にパリ五輪のエンブレムがあしらわれています。



フジイ 裏側にもエンブレムが刻印されている。通常モデルの場合は、シースルーバックになっていて内側が見える仕様になっています。



フジイ ベゼルは、金メダルをイメージしたオメガ独自素材の「ムーンシャインゴールド」が使われている。というのが、今回の五輪モデルの特別なディテールですね。

キクチ 格好いい!

ハラ これはシーマスターがベースになってるけど、そもそもシーマスターってどんなもの?

フジイ シーマスターは、その名のとおり「海の覇者」というイメージで、いわゆるダイバーズ=防水時計としての歴史があります。元々、軍用の時計製造で培った防水技術を使って、1948年に防水時計として誕生し、ダイバーズウォッチとして進化していきました。本当に由緒正しきダイバーズウォッチですね。

ハラ 最初のころってどんな時計だったの?

フジイ シンプルなドレスウォッチといった印象で、今と比べると少しイメージが違うかもしれません。技術開発がどんどん進んで、こういったダイバーズウォッチに進化しました。

キクチ たしかに、昔はもっと華奢なイメージだった。



ハラ デザインでいくと、10時位置にあるボタンも特徴的だよね。

フジイ これは「ヘリウムエスケープバルブ」と言って、時計の中に入ったヘリウムガスを外に逃す機能ですね。日常ではあまり使わないかもしれませんが、飽和潜水といった特殊な潜り方をすると時計の中にヘリウムガスが溜まる。そのままだと性能に良くないので、それを逃がしてあげるためのものです。

キクチ ダイバーズならではの機能も付いてると。

フジイ 本格的なダイバーズウォッチであれば、このディテールは絶対に搭載されています。

ハラ デザインとかファッション目線だけではないからこそのパーツってことだね。実際に普段使うかどうかじゃなく、由緒正しい場所に正しくあるっていうことにロマンを感じる。

フジイ そうですね、時計のロマンですよね。実際に着けてみますか?



キクチ いいね〜!

ハラ 見た目はボリューム感があったけど、思ったより厚みが気にならない。

フジイ 「シーマスター ダイバー300M」は、少しドレッシーなディテールが多いのが特徴です。文字盤がセラミックでツヤがあったり、ベゼルのゴールドが淡い色味だったり。

ハラ たしかにイエローゴールドより優しい色味で、肌馴染みがいいね。



フジイ あと、面白いなと思ったのが5連のブレスレットです。パーツが少ないほうが堅牢に見えるので、スポーツウォッチはだいたい3連ブレスになってることが多いのですが、あえてドレッシーな5連になってるんです。

キクチ たしかに。ホワイトダイヤルっていうのもいいね。

ハラ 時計の中でも色のトレンドってあるけど、この白の爽やかさってファッションの視点で見てもいいなと思った。

キクチ このゴールドとの組み合わせも華美すぎず品がある。



フジイ シーマスターはオーソドックスなダイバーズスタイルのデザインを踏襲しているので、流行り廃りもなく長く愛せるところもいいですよね。本誌でも“着流しスーツ”というテーマでスーツに合わせたのですが、すごく格好良かった。本当に持っていると重宝する1本です。

ハラ 基本の1本なんだね。

キクチ それのオリンピックモデルをチョイスするっていうのが、またいいんだね。

フジイ そうですね。先ほどもお話ししたとおり、さりげない感じがいいですよね。五輪イメージが強すぎると普段使いしづらいかもしれませんが、この“見ればわかる、わかる人にはわかる”といった絶妙なさじ加減が素晴らしいと思います。

キクチ いい塩梅だよね。



フジイ あとブレスレット時計の“あるある”だと思うんですけど、コマを1回調整すると長さってなかなか変えられないじゃないですか。

ハラ 俺、今まさに悩んでるところ。

フジイ これは裏のプッシュボタンを押すと、1コマ分くらい伸ばせるんです。例えば、コーディネイトに合わせてゆるくつけたいときとか、腕が浮腫んできたなってときにも微調整ができる。

キクチ ゆるくつけたいときってあるもんね。

フジイ 画期的ですよね。最新のスポーツウォッチには、ほぼ搭載されている機能ですが、本当にありがたい仕様。

キクチ 欲しくなったなぁ!



ハラ オメガの時計のトピックでいうともうひとつ、五輪オマージュのNATOベルトが出たよね。

フジイ そうですね。フランスとか日本とか、それぞれの国旗をモチーフにしたデザインが出ています。すごくお洒落でしたね。

ハラ ベルト単品でも販売されてるから、手持ちのものと付け替えてもいい。そういった身近にオメガを楽しめることとか、「オリンピックマインドをみんなでシェアしよう」というブランドの姿勢もいいなと思った。

フジイ そうですね、それも楽しみのひとつです。



フジイ キクチさんなら、どういったコーディネイトをされますか?

キクチ ドレスウォッチ感もあるから、スーツやジャケットの合わせもすんなりハマるよね。でも、さっき腕に着けさせてもらったとき、カジュアルに着けてもいいなと思った。フェイスの大きさも主張が強すぎないし、Tシャツとかにゆるっと着けたいな。

フジイ フェイスのサイズは42mm。ダイバーズのベーシックな大きさなので、たしかにちょうどいいサイズ感だと思います。

キクチ いろんなコーディネイトに使えると思う。

フジイ オメガの魅力のひとつに、素材やデザインのバリエーションが多いところがあります。例えば、「このモデルがいいな」と思ったら、ブティックで色んな組み合わせを試しながらベストな1本を選べます。ぜひ楽しんでもらえたら!



ハラ 今日はありがとう!みなさんも参考になったかと思います。

キクチ フジイくんの時計回、シリーズ化できたらいいね。ありがとうざいました!




新澤 遥=写真

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