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全車ハイブリッドで4WD、というのもまた、遠くまで遊びに行きたい気持ちをくすぐる。

日本仕様の詳細はまだ不明だが、恐らく2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドと、同プラグインハイブリッドの2種類が用意されそうだ。



一方、前輪と後輪の駆動力を100:0から20:80の間で瞬時にコントロールしてくれる4WDは、普段は前輪のみで走って燃費を向上させ、滑りやすい路面等で後輪も駆動させるタイプだ。

といっても、単に燃費重視なだけの4WDではないのが、新世代のクラウン。コーナリングで積極的に後輪も回すことで、走る楽しさも味わえるらしい。

ディスプレイ式メーターとマルチメディア用ディスプレイが並ぶインテリア。

ディスプレイ式メーターとマルチメディア用ディスプレイが並ぶインテリア。


そのほかの機能やインテリアの質感はクラウンらしいクオリティが用意されている。

肌触りの良さそうな本革&電動シート、12.3インチタッチスクリーン&ディスプレイ式メーターパネル、先進運転支援機能、JBLプレミアムサウンドシステム等々。

ハイブリッドのためのバッテリーは後席下に収められている。

ハイブリッドのためのバッテリーは後席下に収められている。


細かいところでは、車内の雰囲気をエレガントにするよう調整されたLED照明や、防音効果と遮熱効果の高いウインドウガラスなど、見えないところまでのおもてなし感もあるあたりが、さすが最新のクラウンといったところ。

ワイヤレス充電器やUSBソケットを縦型にすることで、センターコンソールのスペース効率が高められた。

ワイヤレス充電器やUSBソケットを縦型にすることで、センターコンソールのスペース効率が高められた。


これがワゴンかSUVかという分類はともかく、クラウンエステートが上質な走りを味わえて、しかも遊びに出掛ける時も飛び乗りたくなる車なのは間違いなさそうだ。

籠島康弘=文

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