そんな聖衣さんを推薦してくれたのは、マーケティング本部で同じお茶づけ担当としてタッグを組む藤巻春奈さん。
「福田さんは社内のいろんな人とつながっているせいか、社内報にもしょっちゅう登場しています。会話の中で相手の思いを読み取る力もすごくて、すぐにこちらの意図を汲んでくれるんです。
あとは、『お願いする』『お願いされる』という立ち位置ではなく、チームとして一緒にやって行こうという姿勢を感じるので、一緒に頑張りたいという気持ちにさせてくれます」。
「彼女をお茶漬けに例えると?」という無茶振りには、即答で「周囲がキュッと締まる梅」。
なお、永谷園では毎年5月17日を「お茶漬けの日」に制定。江戸時代に煎茶の創始者として名を馳せ、同社のルーツになっている永谷宗七郎の命日だ。
「今年は『お茶漬け感謝祭』と銘打って、国技館に来場されるお客様に『お茶づけ海苔』のサンプルを配りました。皆さん、喜んでくださって嬉しかったですね。『大谷翔平の日』にもなりましたが、お互いに切磋琢磨していければ」。
社員が来場客に話しかけながら手渡しで配るというのがポイント。
また、社内にはさまざまなサークル活動もあり、聖衣さんは「江戸文化を楽しむ会」に所属している。
「弊社に深い関りのある歌舞伎、大相撲、落語などを観賞したり、江戸組子の体験をするなど、敷居はちょっと高いけどとにかく気になる江戸文化に触れてみようというサークルです」。
永谷園は大相撲の懸賞金のスポンサーで、 人気力士を起用したCMでもおなじみ。
取材の最後に“とっておき”のお土産セットを見せてくれた。
商品が入っているのは「お茶づけ海苔」のパッケージをあしらった紙袋だが、じつはこれ、「かわいい」「買いたい」という人が続出中の人気アイテムとのこと。
しかし、残念ながら非売品。
「昨年は猛暑だったため、冷やし茶漬け効果で売れ行きがかなり伸びました。冷やし茶漬けといっても、好きなお茶漬けに水をかけるだけ。さらに、具材などのアレンジレシピも無限にあるので、ぜひ最高の1杯を見つけてください」。
研究してみましょう。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
今後も新商品の開発、楽しみにしています。
[取材協力]永谷園https://www.nagatanien.co.jp