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オフタイムに突撃!業界人“リアル私服”パパラッチ
エジプトの国民食のコシャリ。
コシャリとは細かいパスタや穀物、豆類をトマトソースに絡めて味わう料理。揚げたニンニクの風味がトマトソースと絡み、飽きることのない味です。豆やパスタ、米などが混ざり合い、口の中で食感の違いも楽しめます。
右上にある銀色の入れ物ダッアと呼ばれるがお酢。地元の人が良く使っている。
ローカルなコシャリ店には現地の学生や周辺で働くおじさんたちが入ってきます。僕がお店で食事をしていると、現地の人からよく声をかけられ、相席してお話ししました。皆さん日本のことに興味深々で、根掘り葉掘り聞かれましたね。
コシャリをお腹いっぱい食べたあとは、仕事のある人はぞろぞろと職場に戻り、時間のあるおじさんはシーシャ(水タバコ)の店やカフェに行きます。
現地のカフェで飲むハイビスカスティー。
アラブ圏のデザート「クナーファ」。写真上部が柔らかい生地の「ナーイメ」、写真下部がサクサクした生地の「キシュナ」。
そして忘れられないのが、「クナーファ(コナーファ)」というデザート。チーズや蜂蜜が使われていて、塩気と甘さのバランスが絶妙です。
クナーファには、「ナーイメ」と「キシュナ」という2種類があります。前者はチーズを柔らかい生地で挟んだもの。後者は麺状のカダイフという生地でチーズを挟み蜂蜜をかけて食べます。
生地は柔らかいですが、たっぷり挟まれたチーズは想像以上に伸び、モチモチ食感。ハイカロリーではありますが、ひと口ごとに幸せを感じられるはず。安い店でひと切れ15〜30ポンド(約60円〜120円 )くらいで味わえます。
カイロの道端で売られてるクナーファ。
カイロで食べた綺麗めなエジプトの朝食セット。豆をクタクタになるまで煮込んだフール(左・銀色の器)が絶品。
現地の人は両手で分解しながら食べていた。
エジプトのディナーでは、珍しいハト肉料理を食べたこともありました。鳩の中に米を詰めて丸焼きにした料理「ハマーム・マフシー」は、昔祝いの席や客人に出す、おもてなし料理だったようです。
例えるならハト肉は「しっかり焼かれた薄いササミ」という感じ。肉は少な目でタンパクですが、クセがなくとても美味しいかったです。味付けはシンプルな塩のみ。炭火で表面がカリっと焼かれていて香ばしく、肉をスルメのようによく噛んで楽しみながら、山盛りのご飯を食べました。
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