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すべての写真を見る ヴィンテージウォッチの世界は玉石混交。特にインターネットの情報だけでは、いいと思った時計が市場でどんな存在なのかは、素人ではなかなか判断がつかない。
確かな目利きで実績を伸ばしてきた気鋭店「ECW SHOTO」の江口大介さんは「即買いはしないこと」が重要だと教えてくれた。
古着店をルーツとする気鋭の結論
ECW SHOTO(江口洋品店・江口時計店)店主 江口大介さん(44歳)●ヴィンテージショップの卸業から腕時計の魅力にハマり、時計の買い付けもスタート、2016年に吉祥寺に店舗をオープン。
「現品を見て“欲しい”と熱が高まっても、いったん立ち止まってよく考えましょう。そして、識者や知人から正確な情報を得ることが大事。
メディアや噂などに踊らされないよう信頼できるショップの話も聞きたいです」。
洋品店をルーツとし、今年2月に吉祥寺から渋谷・松濤に移転リニューアル「ECW SHOTO」。2階には厳選のヴィンテージウェアや、エルメスやカルティエのヴィンテージアクセ、エントリーウォッチが並ぶ。
スペシャリティフロアの1階にはハイエンドな名品が。
「大前提として、時計は着けて楽しむもの。高価すぎない一本を選んで、使い倒してほしいですね。
さらに、時計はアクセサリーとして主役になりますから、ファッションとのマッチングこそ重要。他人からのお仕着せや受け売りはやめて、自分らしく選べるようになったら、もっと楽しみは広がると思います」。
江口さんがこの日着用していたのは、IWCの「マークXV」。ムーブメントの信頼性からのチョイスし、マリアルドマンのバングルと相性良い。
情報に惑わされることなく、いかに「状態が良く、自分らしい一本」を手に入れるか。損しない腕時計探しの旅は果てしない。
ECW SHOTO(江口洋品店・江口時計店)住所:東京都渋谷区松濤1-28-6電話番号:03-5422-3070営業:11:00〜20:00(火曜定休)eguchi-store.jp 2/2