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ファンならずとも手が伸びる大人のバンドモノ

シャツ2万9700円/ソニック・ユース×ヒステリックグラマー、ショーツ3万5200円/ヒステリックグラマー(ともにヒステリックグラマー 03-3478-8471)

シャツ2万9700円/ソニック・ユース×ヒステリックグラマー、ショーツ3万5200円/ヒステリックグラマー(ともにヒステリックグラマー 03-3478-8471)


野外フェスのハイシーズンとなる夏は、いつも以上に音楽熱がヒートアップ。イベントに限らず、お気に入りのプレイリストを流してドライブに出るのも一興なら、好きなミュージシャンのTシャツを着るだけでも気持ちが高揚する。

とはいえ、ところ構わず“Tイチ“なのも無粋であり、はばかれる場だって当然ある。TPOに応じられる良識や洒落心も持ち合わせてしかるべきだ。

名だたるアーティストとの共演を果たしてきたヒステリックグラマーは、そうした何とも複雑な大人の事情にも寄り添ってくれる。



こちらはブランドとの親交も深いUSオルタナティブのレジェンド、ソニック・ユースとのコラボアイテム。胸には現代美術家のマイク・ケリーによるタイポグラフィ、右裾と背中にはグラフィックデザイナー&映像監督のマイク・ミルズが手掛けたアートワークと、バンドのファンならずとも知る象徴的なビジュアルがプリントされている。



しかも巷にありがちなTシャツではなく、オックスフォードのボタンダウンというトラッドシャツなのもグッとくるし、プルオーバーなのでカッチリかしこまりすぎず、普段の休日をはじめリラクシングなリゾートにもマッチする。



ヴィンテージ界隈に目をやれば、幅広い世代での人気上昇から価格が急騰している“バンドモノ”(90年代にヒスが製作したソニック・ユースの公式Tシャツも、古着市場での相場は10万円オーバー!)。骨董や美術品のように扱われ、もはや軽々しく手を伸ばせるシロモノではなく、シルエットやコンディションにも難がある。



その点、気兼ねせずガシガシと着られ、カジュアルながらも適度にキチンとキマる一枚は、コアなロックヲタでなくともそそられることだろう。

【問い合わせ】
ヒステリックグラマー
03-3478-8471

山本 大=写真 石黒亮一=スタイリング 竹井 温(&'s management)=ヘアメイク いくら直幸=文

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