カシオが誇るハイエンドウォッチブランドのオシアナス。
2004年の誕生以来、時代を先駆けながら、見た目も機能もアップデートを続けてきた。誕生20周年というアニバーサリーを迎える今年は、その節目を記念した世界限定モデルをリリース。
そこで表現されるのは、ブランドがこれまで特に探求を続けてきたさまざまな「青」の姿だ。
20年の“航海”を経て培ってきたカシオが誇る加工技術を投入し、三者三様の「青い海の情景」が形となって現れている。
海を愛し、ブルーを愛する、オーシャンズにとっても、こうした多彩な「青」は、まさに大好物。早速、魅力溢れるこれらのモデルを掘り下げていきたい。
世界限定1200本 表情がすべて違う一点モノの「青」
マンタS7000シリーズに加わった「OCW-S7000BV-2AJR」は、世界限定1200本。スマートフォンリンク機能やBluetooth機能、標準電波受信機能(MB6)など、シリーズが誇る多機能を搭載しながら、ケース厚9.5mmというスリム仕様。チタンに施された硬化処理や、ザラツ研磨も美しい外観に拍車を掛ける。縦47.5×横42.8mm。25万8500円/オシアナス(カシオ計算機 0120-088925)
まずは、快晴の空を映す紺碧の大海原を表現したこちら「OCW-S7000BV-2AJR」。
ベースモデルは、クロノグラフ感を全面に押し出したダイヤルレイアウトが人気のフラッグシップ「マンタ S7000シリーズ」にラインナップされる一本だ。
本作の主役となる「MOP=マザー・オブ・パール」の輝きに注目されたい。
時計の文字盤に採用されることの多い真珠母貝の内側は、個体差によって異なる貝の斑は、大きめな部分をあえて厳選して使用。つまり、同じ斑がふたつとない「一点モノ」ということになる。
そこに、ラッピング処理を施したのちに両面から塗装およびプリントをして、独特の深みあるブルーを映し出した。
サブダイヤルのブラックとの組み合わせによって、よりいっそう引き締まったスタイルを構築してくれるのだ。
そして、その主役を盛り上げるのが、シリーズを象徴するサファイアガラスリングの表面に施された、たゆたう波を模した20面カットだ。
この裏面にはタキメータープリントとともに、3時-9時位置から12時-6時位置方向にブルーからブラックに変化していくグラデーション蒸着技法を採用。
20面のカットとともに、光を受ける角度によってさまざまな表情を見せてくれる。まさにそれは、懐の深い大海原のよう。
上質な海辺のデニムスタイルを品よく彩ってくれること間違いない。
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