バッテリーをたくさん積める大きな電気自動車(BEV)なら、満充電で走れる距離は長いけれど、ガソリン車と比べればやっぱり遠出は不安だし、充電にも時間がかかる。
その点、コンパクトなBEVなら街乗りって割り切れるから、セカンドカーならアリかな。でも、肝心の「欲しいと思える車がね……」という人に朗報!
4月に開かれた北京モーターショーで発見したミニとスマートの2台は、どんな用事でもつい乗って出掛けたくなっちゃうような、最良の電気コンパクトSUVだったのだ。
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すべての写真を見る 日本発売も間近!? 帯にも襷にも丁度いいミニ「エースマン」
ミニ「エースマン」。モーター&バッテリーの違いで「エースマンE」と「エースマンSE」の2種類がある。
まずはミニから登場した「エースマン」。
日本でも新型のミニクーパー(3ドアのミニ)と新型カントリーマン(旧名クロスオーバー)が発売され、間もなく納車も開始されるが、新型車のエースマンのサイズはクーパーとカントリーマンの中間といったところ。
最大航続可能距離はエースマンEが310km、エースマンSEが406km。
全長はわずか4070mm。現在販売されているガソリン車のミニ5ドアとほぼ同じサイズだ。
しかも、クーパーとカントリーマンは電気自動車以外にもエンジン車が用意されているが、エースマンはオンリー電気のみという潔さ。
SUV感を強調するスキッドプレート(ボディ下を守る板状のパーツ)が備わる。
見た目は、丸みが強いミニクーパーより、パキッとしたカントリーマン寄り。ただし、カントリーマンよりクロスオーバー感は強めで、ボディ下部を黒いプロテクションが覆い、ルーフレールも備えられている。
一方で、5ドアだから3ドアのミニクーパーより使い勝手は上と言え、仲間と遊びに行くにも心配ご無用だ。
ミニクーパー同様、気分に合わせて車内イルミネーションを演出できる。
インテリアはミニクーパーとほぼ同じで、インパネ中央に大きくて丸いセンターメーターが備わる。
ここに速度計やバッテリー残量計からカーナビの画面、オーディオ等々が表示され、「ヘイ、ミニ」と話しかけてアニメーションの執事「スパイク」を呼び出して、音声で各種操作を行うこともできる。
ラゲッジ容量はミニ5ドアの278Lから300Lに増え、2列目シートを倒すと最大1005Lまで拡大できる。
ルーフレールには純正ラックやサーフボードホルダーも取り付けられるというから、友達や、執事のスパイクとわいわい話をする中で「このまま海行っちゃう!?」なんて使い方がハマりそうた。
新しい電気のミニ、既に日本の公式ホームページに載っているので、日本にもやってくるに違いない。
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