知っておくべき「ミレー」の歴史と代表作
――こんにちは〜。今日はよろしくお願いします! 林 よろしくお願いします。
――まず初めに、改めてブランドについて聞いてもいいですか? 林 「ミレー」は、フランスのアヌシーに本社を置く、1921年創業のアルパインブランドです。かれこれ、100年以上の歴史がありますね。
アヌシーは元々、パラグライディングをはじめとするアウトドアアクティビティが盛んで、車で1時間も走ると世界的にも有名なシャモニーという山岳リゾート地やフレンチアルプスもあり、アウトドア遊びにはもってこいの環境。本社スタッフもトレッキングやクライミングなどを思い思いに楽しんでいます。
――そういった土壌で育まれた経験がアイテムに落とし込まれているんですね。 林 フランス本社では、アルパインクライミングの経験と知識をベースに作られています。それに対しジャパン社では、日本の気候や環境に合わせた独自のアイテムを開発しています。例えば梅雨は、本国に比べると高温多湿なので、それに合わせた機能性を取り入れているんです。
――ここに並んでいるアイテムは日本企画ですか? 林 はい。今回は、梅雨にも最適なアイテムをご用意しました。
林さんの身長178cm、着用サイズはMサイズ(ユーロ)。「ティフォン50000ストレッチ ジャケット」3万5200円/ミレー(ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン 050-3198-9161)
林 まずは、ミレーの代名詞である「ティフォン50000ストレッチ ジャケット」。フランス語で“台風”を意味する、ティフォンと名がついたシェルです。
林 素材は完全防水で、内部へ水を通さないよう縫製部分にシームテープを貼ってあります。さらに、注目していただきたいのが生地の柔らかさですね。
林 レインウェアはゴワゴワしたイメージを持たれる方も多いと思います。でも、このティフォンは、それを全く感じさせません。肌触りを良くするため、裏地にはニット素材を採用しています。
林 適度なストレッチ性と軽い着心地に加え、透湿性にも優れているので、天候問わず長時間着ていても快適。脱いでも腰などに巻いておけば、ちょっと肌寒いなと感じたときにすぐ羽織ることができます。
林 ブルーと僕が着ているシャツの白っぽい色「シャーク」を含め、普段使いしやすいカラーの5色展開です。
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