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人気EVの第2弾「e:NP2」

さらに、中国で先行して展開されている「e:N(イーエヌ)」シリーズからも第2弾「e:NP2」が、北京モーターショーの開幕に合わせて発売された。

第1弾は日本でも人気の「ヴェゼル」をベースにした「e:NS1」。このe:NP2はそれよりも大きい、全長約4.8mクラスのSUVだ。

「e:NP2」。パッキパキにエッジが立ちまくったデザイン。

「e:NP2」。パッキパキにエッジが立ちまくったデザイン。


クーペのように大きく寝たルーフやエッジが立ちまくったエクステリアは、日本でもきっと人気を獲得するに違いないが、残念ながら、日本にはまだやって来なそうだ。



このように、現在ホンダは中国に大攻勢中。

何しろ「2050年にHondaの関わるすべての製品と企業活動を通じて、カーボンニュートラルをめざすこと」に舵を切り、世界最大級のBEV市場である中国では、他の地域に先駆けて2035年までにEV販売比率100%を目指している。

横から見ると、かなりリアのルーフを寝かせているように見える。

横から見ると、かなりリアのルーフを寝かせているように見える。




日本では「Honda e」の販売が終了してしまい、現在ホンダは電気自動車を販売していない。しかし、独自のハイブリッド技術「e:HEV」は、ほとんど電気だけで走れるほど、電動化に関してはノウハウが蓄積されている。

そういえば一度は撤退を宣言したF1も、レギュレーションの変更により電動化やバイオフューエルに対する知見が得られそうだからと、2026年からアストンマーティンと組んで復帰する。

最新を知見を増やして市販車へフィードバックするという努力を続けるホンダ。その意味で、現在の中国での武者修行は我々日本人にとってメリットがあるはず。そのときは、中国に投入したBEVよりもさらにイケメンなホンダ車をお願いします!

籠島康弘=文

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