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2024.06.08

からだ

目から入る紫外線は「シミを作れ」と指令を出す。サングラスが必須な理由を専門家が解説

Pixabay

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迫りくる夏、気温とともに浮かれ気分もグイグイ上昇中。だが、ここで注意したいのが紫外線である。昨今、紫外線の危険に対する注意喚起も多くなってきたが、まだ対策に乗り出せていないという同輩も多いだろう。

そこで今回は、男性が日焼け止めアイテムを選ぶときのポイントや成分の見方について、肌の専門家に聞いてみた!
話を聞いたのはこの人!
川上愛子さん●肌育成スペシャリスト・美容広告コンサルタント。科学的な視点でスキンケアを研究し、独自のメソッドで美肌に導く。著作に「こっそりマスク内美容」(主婦の友社)「肌が乾くクセを全部やめてみた。」(ワニブックス)「皮膚常在菌ビューティ!」(ワニブックス)。NHK「クローズアップ現代」TBS「キニナルマーケット」テレビ東京「なないろ日和!」などテレビ出演多数。

川上愛子さん●肌育成スペシャリスト・美容広告コンサルタント。科学的な視点でスキンケアを研究し、独自のメソッドで美肌に導く。著作に「こっそりマスク内美容」(主婦の友社)「肌が乾くクセを全部やめてみた。」(ワニブックス)「皮膚常在菌ビューティ!」(ワニブックス)。NHK「クローズアップ現代」TBS「キニナルマーケット」テレビ東京「なないろ日和!」などテレビ出演多数。

春の紫外線は夏と同レベルだった!


ーー春はそれほど紫外線が強い感じがしませんが、夏と同じ量の紫外線が降り注いでいるというのは本当ですか?

本当です。そもそも地球に届く紫外線の量というのは、春も夏も変わりません。ただ、春はまだ湿度が高く、もやがかかっていたり、花粉や黄砂の飛来する時期と重なっていたりなどの影響もあり、夏ほどダイレクトに紫外線を感じにくいというだけです。

紫外線にはA波、B波があります。肌を赤くし、日焼けしたと感じるのはB波で、夏も春も変わりなく降り注いでいます。お肌が赤くなる時間は、夏だと20分ほどです。これは春よりやや早いですが、夏になると太陽が地球に近づくことに加えて、雲や花粉といった遮るものがなくなることによると考えられます。

ただ、春は暖かくなってきて外に出る機会が増えてくる一方、まだそれほど紫外線に対する対策が万全ではありません。そのために、まともに紫外線を浴びてしまい、思っているよりも日焼けを強く感じるため春は夏よりも紫外線が強い、という誤解を生んでいるようです。紫外線の量自体は、春も夏も変わりません。


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