「ミヤギヒデタカ」のシャツ。ブランドの象徴でもあるバンダナシャツ。1着あたり14枚のバンダナから作られていて、微妙な濃淡や柄のパッチワークが楽しめるのが持ち味。
阿部 確かに、もう誰もがそのイメージを持っていると思います。アイコンでもあるバンダナシャツは、もともとコレクションしたものをベースに作り始めたのですか?
宮城 いや、そもそもバンダナは子供の頃からハンカチ代わりでもあり、身近な存在だったので、単純にそれを使って服を作ってみたいなと思ったんです。
阿部 アメリカンカルチャーに影響を受けたわけでもないんですね。
ヴィンテージのバンダナ。常にUSメイドのヴィンテージを大量にストック。
宮城 もちろんウエスタンテイストはずっと好きなのですが、そこに確固たる理由や理屈はありません。どちらかと言うと直感です(笑)。
阿部 逆にブランドの魅力になりますね。感覚的に好きなものをシグネチャーにしているというのは、純度の高いファッションと感じます。
宮城 そう思っていただけるとうれしいですね。
阿部 ブーツやバンダナ好きでも、ゴリゴリのアメリカン贔屓というわけではないのが面白い!
京都のお香。ショップでもたいているのが、京都の歴史ある仏閣などでも購入するというお香。ヘビロテ中なのは薫玉堂の「祇園の舞妓」。ジャパンメイドならではの深みのある香りは、いつでも心を落ち着かせてくれる。
宮城 休みができると、必ず行きたくなるのも京都ですし。東山や著名なお寺で販売しているお香にハマっていて、まとめ買いしてます。
阿部 そこは、めちゃくちゃ“和”なんですね(笑)。