漫画に影響を受けた、アーティストとしての活動を
アトリエには自身がデザインしたプロダクトと共に、インスピレーションをくれる好みのアイテムもディスプレー。
イベントや仲間のサポートと並行して、アーティスト活動も超多忙だ。
「現在、カカアコに広いオフィスを借りて、十数人のアーティストのサポートをしながらイベントを成長させているが、いちアーティストとして進めているプロジェクトも多数あるよ」。
「プロ活動を始めたのは高校生のとき、デザイン会社でデザインの仕事をしたのがアーティストとしての最初の仕事のようなものかな。オタクだったのでたくさんのアニメに囲まれて育ってきたんだ。『ドラゴンボール』『美少女戦士セーラームーン』、『スクービー・ドゥー』や『トムとジェリー』のようなアメリカのアニメもたくさん。スタジオジブリの宮崎映画はもちろんのこと、コミックブックからも。ポップなスタイルが大好きなんだ。
また、スプレーペイントやアクリル絵の具、マーカーやグラファイトなどを使って色々遊んだり、実験したりもしていて、それは今も続いているよ。私のアートは、漫画やコミック、そして明るい色彩への愛を象徴しているんだ」。
愛用の道具やカラー素材。
現在はユニクロ、ハワイアン航空、NBA、フードランドなどの数えきれないコラボプロダクトやオリジナルアートを日々生み出している。
アニメを作るのが夢、そして「POW WOW」の将来
オリジナルのアートを黙々と仕上げていくジャスパー。1アイテム数百万円のバリューがある作品も。
「ビショップミュージアムでの展覧会などもっと大きなことをやってみたいと思っている。同時におもちゃやフィギュアのようなプロダクトをもっと作りたい。
そしていつか漫画も描いてみたいし、アニメ映画もつくってみたい。それが将来の目標かな、宮崎監督が設立したスタジオジブリみたいに」。
「今後は、空港の近くのカリヒという街でアートを仕掛けようと考えているんだ。昨年はコミュニティセンターや公立学校、ビショップミュージアムなどに80枚の壁画を制作、今年もその予定でいるよ。
同時に、世界中の25の都市で『POW WOW』フェスティバルも開催していて、年に7~8回のフェスティバルを運営している。日本では白浜でフェスティバルを開催したんだ。韓国、台湾、カリフォルニア、ワシントンDC、デンバー、カタル、スウェーデンなどでも開催予定だよ」。
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