「新しいベンチャーはうまく行かないのが当たり前。例えばAirbnbも、最初の2年間はまったくブッキングが入らなかったとか。
軸足をキープしながらマーケットの反応を見つつ、さまざまなソリューションを試して、やっとビジネスが成り立つんです」。
もちろんカムイは、マッキーさんひとりで続けてきたわけじゃない。社員が6名、契約スタッフもいる。このチームがカムイを投げ出さなかった理由は?
「“自然と人をつなげる”という最初のビジョンを信じていたんだと思います。そして自分も含めて、挑戦したい人たちなのかも。安定を求めるなら、大企業に勤めて良い給料を得たほうがいいですから」。
それでいてマッキーさんは決してワーカホリックではなく、力を抜くときは抜いている。
趣味のバックカントリー・スノーボードは06年以来続けているし、ときにDJとしても活躍するナイトライフはさらに長く、学生時代から続けている。
「夜遊びも体力が必要ですからね。ラン、ヨガ、水泳、ボクシングといったワークアウトは、こうした趣味を長く続けるための、日常のチャレンジなのかもしれません(笑)」。
起業家 マックス・マッキーさん●1977年、東京都生まれ。9歳でロンドンに移り、社会人を経て2006年に帰国。22年に株式会社カムイを設立。日本の自然とカルチャーの発信に情熱を注ぐ。kammui.com
[問い合わせ]ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン050-3198-9161millet.jp