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⑥インスタントラーメン、宇宙へ行く



インスタントラーメンは2005年以降、宇宙食として国際宇宙ステーションから正式に認定されています。その名も「スペース・ラム」。

カップヌードルをベースに、「日清」がJAXAと共同開発したもので、現在では7種類あります。パッケージはカップではなく、ビニールパウチのような容器に麺や具がパッキングされたもの。

ちなみに、宇宙飛行士の野口聡一さんが最も好きなのが「スペース日清焼そばU.F.O.」だそうです。

宇宙では水を100℃に沸騰させることができないため、70℃で麺が戻るように設定したり、飛行機の機内食同様に、気圧の変化を想定して味を濃いめにアレンジしたりと、地上にはないさまざまな工夫が施されています。


身近な存在ながら、実は世界中、さらには宇宙でも活躍していることがわかった。

大和イチロウさんのYouTube「インスタントラーメン研究所」では、ほかにもさまざまな情報を配信している。ぜひ、そちらもチェックしてみてほしい。

日下部美沙=写真 外山壮一=取材・文

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