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2024.05.13

レンジローバーの初EVが走行テスト。-40℃の極寒から50℃の灼熱地で「エレクトリック」は機能するか



昨年ティザーが公開されたレンジローバー初の電気自動車(EV)である「レンジローバー エレクトリック(RANGE ROVER ELECTRIC)」が走行テストをいよいよ開始した。

現在、世界で最も過酷なロケーションに最初のプロトタイプ車両を配備。-40℃の北極圏から50℃の中東の灼熱の砂漠まで、究極の温度環境下で走行テストを続けている。

【写真5点】「レンジローバー初のEV」を写真でチェック



最初のテストは、バッテリーとエレクトリック・ドライブユニット(EDU:トランスミッション、電気モーター、パワーエレクトロニクスを含む車両の中核コンポーネント)の能力評価に焦点をあてたもので、-40℃という極寒の環境下で行われた。



このバッテリーとEDUは、ジャガー・ランドローバーがブランド初となる自社で組み立てたものだ。

スウェーデンの凍った湖で行ったテストでは、レンジローバーの新しい自社製オール電気駆動システムの信頼性が実証された。


レンジローバー初採用の新しいトラクション・コントロール・システムは、凍結した路面やグリップの低い路面で、並外れたパフォーマンスを実現。

レンジローバー エレクトリックのシステムは、ABSユニットのみに頼る従来のトラクション・コントロールとは異なり、ホイールスリップの制御タスクを個々の電動ドライブコントロールユニットに直接配分し、各ホイールのトルク反応時間を約100ミリ秒から、わずか1ミリ秒までに短縮している。



ジャガー・ランドローバーが自社開発した革新的なソフトウェアにより、ホイールスリップを正確かつ迅速に制御するEDUスピード・コントロールが可能となり、ABSの介入の必要性を低減。また、このシステムはスタビリティ・コントロールおよびシャシー・システムと調和し、全体的にさらに洗練されたドライビングを提供する。


[問い合わせ]
ランドローバーコール
0120-18-5568

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