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過酷な環境を楽しみながら走るジープ・バケーショニア・コンセプト

「ジープ・バケーショニア・コンセプト」。ソーラーパネルを備えているので安心して家電を使える。

「ジープ・バケーショニア・コンセプト」。ソーラーパネルを備えているので安心して家電を使える。


上の3台とは違い、その名の通り“バケーション”に重きを置いたのが「ジープ・バケーション・コンセプト」だ。

確かに、いくらお祭りでも、常に荒々しい息づかいで険しい悪路を走り続けたいわけではないからね。

シートのチェック柄には、よく見ると歴代のジープの名車がいくつも描かれている。

シートのチェック柄には、よく見ると歴代のジープの名車がいくつも描かれている。


一見、ルーフテントを載せた流行のオーバーランダー仕様だが、さすがは遊び慣れたジープ、フルサイズのプレミアムSUVである「グランドワゴニア」の2列目と3列目シートを惜しげもなく取っ払って、休憩スペース兼ベッドスペースを生み出した。

またスカイロフトと呼ばれる頭上のルーフテントへは、外からハシゴで入ることもできるが、車内からもアクセス可能だ。

手前のクッションはシートと同じ柄。車内にサボテンが飾られているのもこの車のキャラクターに合っている。

手前のクッションはシートと同じ柄。車内にサボテンが飾られているのもこの車のキャラクターに合っている。


古き良き開拓時代をイメージしたようなレトロ感あるインテリアも、この車でのバケーション気分を盛り上げてくれる。

こんな具合に、今年のお祭りも盛況に終わったらしい。大自然を走れまくれたり、世界に一台しかないコンセプトカーの勇姿を間近に見られるこのイベント、ジープ好きなら、一度くらいはモアブへ行ってみたい。

籠島康弘=文

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