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2024.05.10

ファッション

シャツの着こなしルール「裾は出してボタンは止める」。坂田真彦さんの場合



▶︎すべての写真を見る シャツのなかでも基本といえるブロードシャツ。とりわけサックスブルーは、ドレス感の強い白とは違い、カジュアルにも使える万能な存在だ。

そんな一枚を、アーカイブ&スタイル代表の坂田真彦さんは自身が好むマジメなシャツとして挙げ、そして不真面目に着こなす。

シャツ=ポロ ラルフ ローレン パンツ=古着 サングラス=ユニフォーム エクスペリメント×金子眼鏡

[POINT]①洗いざらしでノープレス ②袖は無造作に三回捲り ③裾は出してボタンは上まで シャツ=ポロ ラルフ ローレン パンツ=古着 サングラス=ユニフォーム エクスペリメント×金子眼鏡


「洗濯後はあえてアイロンをかけず、洗いざらしのまま着ています」と、少しクシャッとした風合いを残すことで、絶妙なラフ感を味わっている。

さらに無造作な袖捲りやタックアウトを加えて、ラフなムードを強調する。けれど、だらしなさすぎるのはNG。そこでフロントボタンは上までキッチリ留めておく。

「大人らしく、マジメと不真面目のメリハリでバランスを取って節度を守る」のがセオリーだ。
坂田さんの愛用シャツ!サックスブルーといってもその種類は豊富。色の濃淡やチェックなどの柄を気分でピック。なお色は濃すぎるとカラーシャツになるため注意を。上からポロ ラルフ ローレン、ダブル アールエル、ソフネット、シャルべ

坂田さんの愛用シャツ!サックスブルーといってもその種類は豊富。色の濃淡やチェックなどの柄を気分でピック。なお色は濃すぎるとカラーシャツになるため注意を。上からポロ ラルフ ローレン、ダブル アールエル、ソフネット、シャルべ


アイテムの選び方も同じく、ボタンを上まで留めても少し抜け感が出るように、「台襟が低いものを選んでいます。あと、品良く見えるようにシェルボタンが必須ですね」。

スタイリングは1980年代に流行したシャツ×軍パンで仕上げ、ドレスとカジュアルをミックスしている。キープすべきマジメさと、自分の個性を表現する不真面目さとの上手な付き合い方を熟知した好例だ。
坂田真彦さん●1970年生まれ。アーカイブ&スタイル代表。さまざまな著名ブランドでクリエイティブディレクターとして活躍する。ヴィンテージからモードまでカバーする広範な知識を持つ。

OCEANS6月号「スタイルある男たち」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック


椙本裕子、箱島崇史=写真(人物・静物) 与那嶺龍士=スタイリング(静物) 黒澤卓也=文

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