OCEANS

SHARE

これからのハワイの観光と環境について思うこと



「ここ10年でマインドシフトがあったと思う。以前はもっともっとという感じで観光客を増やそうとしていたから、ノースショアのプロモーションをよくやっていた。

“トリプルクラウン、ノースショア、ビッグウェーブなどのコンテストを見に来てください”とノースショアに人を呼び込もうとした。

ハレイワもそう。12年ほど前、パイプラインに行ったとき、私はビーチパークを歩いていたら、なんと女性用トイレには50人もの人が並んでいた。これはまずい、人が多すぎると……」。



「そこで私はこのコンテストをテレビで放送する必要があると提案したんだ。ビーチには1万人もの人が来るのに、特に女性用のトイレが足りなかったんだ。私たちは考え方を変えなければならなかった。

だから私はケーブルテレビのスペクトラムに行って、ショーを無料で提供する、お金は払わなくていい。でも、テレビで放送してほしい。

それでサーフチャンネルを作り、それが超人気番組になった。わざわざビーチに行かなくても、テレビで見られるからいいよね。このチャンネルは今でも続いているよ」。

ハワイ州観光局「マラマハワイ」のページはこちら。

ハワイ州観光局「マラマハワイ」のページはこちら


「私たちには、プロのサーフィンをどう見せるかが大切で、ハナウマ湾自然保護区は良い例。ハナウマ湾は、魚を見に行くには美しい場所だけれど、3000人もの人がいてあまりにも人が多すぎた。だから今は人数を制限しているんだ。この“再生観光”というアイデアは実に賢いと感じるよ。

日本人観光客はとても繊細だと感じる。彼らは敬意を示し、敬意を得る。現地の文化にいかに敬意を表し、同時にそれを学ぶかが重要だと思うんだ」。
応募方法
ランディ・ラリックがアートディレクションをしたトリプルクラウン のポスターを、オーシャンズ読者3名の方にプレゼントします。



応募は以下のフォームよりお願いします。

応募期間:2024年4月29日(月)〜5月31日(金)17:00
当選者:3名様
抽選結果:2024年6月1日以降、当選者の方へのみご連絡を差し上げます。


宮澤 拓=撮影 本間律江=取材 

SHARE

次の記事を読み込んでいます。