本間さんがとても気に入っていたメイプルのスウェット。伝説のサーファー、ジェリー・ロペスの自著『SURF IS WHERE YOU FIND IT』の冒頭で語られた言葉がプリントされている。
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すべての写真を見る 「実はスーツに合わせるようなドレスシャツやネクタイは、今はひとつも持ってないんです」。我々が思い描く企業経営者のイメージを、こんな言葉で鮮やかに覆してくれた本間貴裕さん。
日本全国に点在する自然のなかのセカンドホームを手軽な月額料金で利用できる、いわば“別荘のサブスクリプションサービス”を提供する企業SANUを創業。
現在はブランドディレクターとして同社を監修する本間さんは、北海道の自宅と東京の職場の2拠点生活を実践し、サーフィンやスノーボードなどを愛する生粋のアウトドアマンでもある。
冒頭の言葉もなるほどと思わせるが、驚くのは投資家や株主、銀行などとの折衝にも、スーツやジャケットにTシャツという“着流し”スタイルで臨むということ。そこには確固たる信念がある。
「着流しスーツ」の腕元はスポーツウォッチが好相性。チューダーのダイバーズ「ブラックベイ フィフティエイト ブロンズ」のブラウンベゼル&ブロンズケースがスーツのグリーンとマッチする。
「僕の仕事は自然の中にセカンドホームをつくることですが、自然の中で遊ぶのが大好きなので、普段の生活と仕事の区分がない。むしろ区分しないようにしているのですが、それは仕事と生き方がダイレクトにつながっていることこそが僕の強みだと思っているから。
なので服装に関しても同じ。もちろんビジネスパートナーへのリスペクトはあるので、ジャケットやスーツは着ますが、インナーはいつもTシャツです」。
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