ホワイトマウンテニアリング、ナナミカ、セブンバイセブンetc. 東京を知る“青い”ブランドの肖像

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「ホワイトマウンテニアリング」のエレガントなオフスタイルや、「セブンバイセブン」のアメリカ西海岸を感じる装いなど。

今のトーキョーに根付くブランドには、青いキーアイテムがある。

それを等身大で着こなす5人には、興味深いこだわりが詰まっていた。

「ホワイトマウンテニアリング」

ジャケット9万6800円、シャツ3万5200円、パンツ3万800円／すべてホワイトマウンテニアリング、靴7万4800円／ホワイトマウンテニアリング×ディエッメ（ともにホワイトマウンテニアリング　03-6416-5381）

プロサッカー選手 細貝 萌さん / 37歳
「普段着は、ほとんどシャツです」と言う細貝さんは、比翼を切り抜いたような前立てに特徴のあるスモックシャツがお気に入り。複数の多機能ポケットを備えたマウンテンパーカとゆったり着るのが気分だ。

“黒好き”ながら、たまに青い服に袖を通す理由は「上品な雰囲気が纏える」から。吸水速乾性やU Vカット機能を備えたイージーパンツもクリース入り&ネイビーを選べば、ほんのりエレガントなオフスタイルが完成する。

細貝 萌さん●U-15から各世代で日本代表に選出。ブンデスリーガのバイエル・レバークーゼンほか、国内外のクラブチームを経て、2021年に地元のザスパ群馬へ加入し活躍中。

「セブンバイセブン」

［左］ニット5万2800円、パンツ3万1900円／ともにセブンバイセブン　03-5785-6447、その他私物　［右］ジャケット3万8500円／セブンバイセブン×ラングラー、パンツ6万500円／セブンバイセブン（ともにセブンバイセブン　03-5785-6447）、その他私物

［左］スタイリスト 大村鉄也さん / 48歳
［右］スナック ララバイ マスター 大村拓也さん / 50歳　
大村兄弟が、ファッションに目覚めたのは中学生時代。当時、彼らにとって大切なキーワードは、アメリカ西海岸やMTVだったという。

「セブンバイセブンは、そんな自分たちのルーツを踏襲した服が多い」と語る鉄也さんは、インディゴ糸で編み立てたニットの経年変化を楽しむ。

兄の拓也さんはラングラーの名作“124MJ”をシャープにモディファイしたジャケットを愛用中。深く表情のあるネイビーの服こそが、ふたりのキーアイテムのようだ。

大村鉄也さん●2001年に独立し、ファッション、広告、アーティストなどのスタイリングを中心に活躍。1990年代は兄・拓也氏とともにモデルとして雑誌に幾度となく登場した。

大村拓也さん●スタイリスト活動を経て、2020年、東京・築地にスナック ララバイを開店。昨年は、東京タワーでブリキ銃コレクションの展示を行い話題となるなど多彩な趣味を持つ。