「オキニのメンテナンス塾」とは…… ワークブーツの雄「レッドウィング」に正しいケア法やトラブル対処法を聞く本企画。
今回はブーツケアにまつわる素朴な疑問を解決していこう。読み終わる頃には頭も心もスッキリするはず。
【写真11点】「レッドウィング公式に聞いた、ブーツケア5つの新常識」の詳細写真をチェック 話を聞いたのは……. 川口憲太さん●レッドウィングのリテールマネージャー。アメカジの恩恵を受けた若い頃からレッドウィングを履いており、かれこれ20年以上の近い付き合い。今も夏冬問わず足を通す。
① 実は水より怖いのは熱!
「レザーブーツ全般に言えることですが、実は水よりも熱のほうが大敵です。雨に濡れたとき、早く乾かしたいからといってドライヤーを使うのはもってのほか。革が火傷してしまいます。火傷の跡は直せませんし、シミや変色の原因にもなります。
革は本来、自然と水を吸収し、排出するものなので、濡れたら自然乾燥が基本。雪国では濡れた靴をストーブの前に置いて乾かす習慣もありますが、レザーブーツは絶対にやめてくださいね」。
② 寒い日に現れる“白いアイツ”の正体は……
「冬の寒い日には、レザーブーツのアッパーに白いシミのようなものが浮き上がる場合がありますよね。カビかと思う方もいますが、実はブーツの内部に染み込んでいた油分が気温の変化で表面に浮き上がっただけなので、焦る必要はありません。
温かい部屋に置いておけば自然と消えますし、気になるならブラシをかければ内部に再び浸透し、綺麗さっぱり消えます」。
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