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ニューバランスを履くときのこだわりは“くるぶし出し”



ーー現在、所有するフットウェアの中でニューバランスの割合はどのくらいですか?

全部で100足ほどで、ニューバランスはそのうちの10足くらいですかね。履き潰したら捨ててしまうし、コレクター気質でもないので数は覚えていません。

特に、今日も履いてきた「996」は何度も買い直していて、今のはソールを新しくして愛用しています。僕の中では、迷ったらコレ。



ーー履き方にこだわりはありますか?

シューレースをギュッと締めて、シュータンをしっかり立ち上げて履くこと。この“歩ける感”が格好良いと思っているし、そもそも歩くために履いていますからね。

あとは、どのニューバランスも“くるぶし出し”が相性良いです。今日みたいに、スウェットをハイウエストではいて寸足らずの感じを出すのが、めちゃくちゃこだわりなんですよ。

スウェットが足元でダボって溜まってしまうと、シュッとしたニューバランスのスニーカーが小さく見えてしまいますからね。



ーー最後に、JQさんの思うニューバランスの魅力とは?

“変わらない良さ”という安定感が、いちばんの魅力であり、愛されている理由。“スタンダードなものが残り続けている”という意味では、音楽シーンでいうジャズに近いかもしれません。

あとは、快適な履き心地。「一度でも履いてしまうと抜け出せない」って、みんな言いますよね。だからこそ、いろんな人たちが好きになり、さまざまなカルチャーにも根付き、説得力を持つようになるんだと思います。


品番やレアものにとらわれず、自分のスタイルに合うスニーカーを選ぶJQさん。コレクションではなく、あくまで“履く”にこだわる彼のセレクトには、深いニューバランス愛を感じた。

豊田和志=写真 Riku Ogawa=取材・文

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