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2024.03.29

ファッション

 リーバイス®「517」の着こなしTIPS。デニムの新潮流“ブーツカット”を徹底攻略!



デニム愛溢れるオーシャンズ世代にとって、いかに新鮮に楽しむかは日常的課題。気になるデニムトピックスならばすぐにでも食いつきたいところ。

しばらくファッションのメインストリームにおいてストリート回帰傾向が続くなかで、新たな潮流がやってきた。

ブーツカット再燃、である。

目ざとい人ならば、ちょっと前からお気づきだったかもしれない。レディスを発信源としてにわかに注目を集め始めていたのだ。

となれば、我々の永世定番であるリーバイス®「517」の出番ではないだろうか。本家もその潮流を牽引すべく、2つの「517」をリリースしているのだ。

お、「517」か、またはいてみる? と、昔取った杵柄を握り直すもよし、初挑戦してみるもよし。早速、掘り下げていこう。

ブーツカットのオリジン。それが「517」

デニム6万6000円/リーバイス® ビンテージ クロージング、カットソー4950円、肩にかけたスウェット8800円/すべてリーバイス®、(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120−099−501)

デニム6万6000円/リーバイス® ビンテージ クロージング、カットソー4950円、肩にかけたスウェット8800円/すべてリーバイス®(リーバイ・ストラウス ジャパン 0120-099-501)


ファッションは寄せては返す波のように、繰り返されていく。それはデニムのシルエットとて同じこと。Fashionという言葉自体が「移ろうもの」という意味からしても自然な成り行きだ。

元はといえば、70年代に広まった裾幅を広めたシルエット。その元祖的存在となるのが、1971年に登場した「517 bootcut」である。

ブーツに合うデニムだが、いつものスニーカーにも合わせやすい。

ブーツに合うデニムだが、いつものスニーカーにも合わせやすい。


当時、ブーツに合わせて裾幅を広めるカスタマイズをしてはく人が多かったことから、リーバイス®がそこに呼応して「ブーツに合うデニム」としてブーツカットの「517」が誕生。

股上深め、裾広がりのシルエットが517の特徴。

股上深め、裾広がりのシルエットが517の特徴。


70年代当時、もちろんリアルタイムでは知らないものの、アメカジ・渋カジを通る頃には一度ははいたことがあるかもしれない。



または、90年代末のグランジブームや、2000年代初頭に世に出たプレミアムデニムブームの際にも再燃した記憶がある人もいるだろう。

昨今の新潮流はそうした文脈とはもちろん異なるが、ファッション特有の「何周目」かが、また回ってきたわけだ。

今登場しているモデルは、オリジンを時代に合わせて復活させる「リーバイス®️ ビンテージ クロージング(LVC)」からと、メインラインの「レッドタブ」からの2タイプ。



こちらに紹介するLVCの一本は、1970年代に登場したアーカイブを元にクラシックなフィットを再現しつつ、ジャストな腰位置、すっきりしたレッグラインにモダナイズ。

気になるデニム生地は、12オンスのプリシュリンク・ホワイトオーク コーンミルズデニムを使用。“育てがい”もありそうだ。



当時を再現したフラッシャーがついた800本限定品というのも気になるところ。食指が動いた人は早めに手に入れたほうが良さそうだ。



ロンT&スウェットといったいつものスタイルだが、デニムをブーツカットの517に置き換え。ヴィンテージ感ある「LVC」なら味わい深い大人の表情も加わるようだ。
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