② 信州の食とスパイスの出逢い「がねいしゃ」
「せっかく松本へ行くのなら、カレーよりご当地グルメを食べたい」。
そんなあなたも、「がねいしゃ」なら絶対に満足できます。松本城の近くにある行列店で、営むのは元木拓郎さん。
店主の元木拓郎さん。
「信州サーモンの冷やしカレー」「信州りんごのアップルポークビンダルー」「信州味噌に実山椒を加えた麻婆豆腐カレー」など、伝統的かつ魅惑的な“信州の食”を、思ってもみないアレンジでカレーに昇華するスペシャリストです。
地元の豊かな食材を、遠く離れたスリランカやインド、タイの調理法で、丁寧に仕立てていく……。多様なカルチャーがカレーによって結び合う、緻密で美しい技を堪能できます。
「がねいしゃの2種盛りプレート」。羊のうま味が溢れる定番のラムキーマに爽やかな酸味が効いた金柑ポークビンダルー。オプションでプチカレー(ドライグリーンカレー)をプラス。カレーの内容は季節ごとに変更。
松本には、日本らしい昔ながらのカレー店も、外国料理としての現地志向なカレー店もありますが、がねいしゃはその架け橋となる存在なのです。
いわゆるスパイスカレーですが、香辛料がきついのが苦手な人や、激辛が食べられない人にもおすすめです。
なぜかというと、元木店長の奥さんが大の辛いもの嫌いだから(笑)!
彼女の鋭いチェックのおかげで、辛さ控えめなのにスパイシーという、マニアックになり過ぎない絶妙なバランスに仕上がっています。
3/4