一年中いつでも絵を描けるハワイが最高！

ミリアム・エンゲル（以下ミリアム）のアトリエの庭から望む絶景。

「シカゴ美術館付属美術大学（SAIC）を卒業してからアートを教えてはいたのですが、自分の作品を制作する時間があまりなくて……。季節に合わせてクラフトイベントに参加していましたが、もっと仕事としてアートと取り組める環境を探していました。

外で風景画を描くのが好きな私には、シカゴはいい季節が短かったし、風景画が描けるスポットを探して街のどこかに行かなければならなかったんです。

でも、ここハワイなら一年中、裏庭でもどこでも風景画が描ける。もうこれ以上の場所はないと思いますね。

ここアトリエのあるマカハは、もともと父が長く暮らしていたエリアで馴染みもあったこともあり、本当にラッキーだったんです」。

ハワイに移り、2018年からプロのアーティストに

シルクスクリーンの作品。

「アート活動はスタートさせていたけれど、2018年からフルタイムのアーティストになりました。

絵画と版画、そしてシルクスクリーン。それぞれの技法の個性を引き出しながら表現しています。ここ数年は版画に取り組む時間が増えてきました」。

プリントしたTシャツも人気アイテム。

竹をモチーフにバナナの葉にプリントしたり、いわゆるハワイらしいパイナップルやカメをモチーフにすることはありますが、住んでいるうちに、まだ注目されていないハワイ固有の植物に焦点を当てるようになりました」。