「Camp Gear Note」とは…… 春夏もののウェアが店頭を彩り始める今の時期は、じつはアウトドアシューズも春夏モデルが出揃う時期。
ここでは数ある2024年のニューモデルの中から、フィールドでもガンガン活躍する高い機能性を備えながら、タウンユースにも馴染みそうな二刀流の実力派にフォーカス。
アウトドア用のシューズは機能的だけどちょっと野暮ったかったのは昔の話。厳選したスタイリッシュな3足をご紹介しよう。
▶︎すべての写真を見る 軽快なのに全天候OK。チャンキーな見た目も魅力
「TRANSPORT GTX(トランスポートGTX)」2万8600円/ホカ (デッカーズジャパン 0120-710-844)
アウトドアフィールドだけでなく、今やすっかりストリートでもお馴染みとなった「ホカ」からは「TRANSPORT GTX(トランスポートGTX)」をピックアップしてみよう。
昨年発売されると、あっという間に店頭から姿を消した人気モデルが、今シーズンはGORE-TEX仕様にアップデートして再登場。より使用シーンを選ばないモデルに生まれ変わっている。
見た目はとてもシンプルだが、じつはさまざまな機能素材が使われたハイスペックモデルなのだ。
ホカらしいクッション性と軽さを兼ね備えた快適な履き心地に加え、見た目を印象づけるボリューミーなソール、そしてフィールドや天候を選ばない堅牢さが、このモデルの特徴だろう。
テキスタイルアッパーは一見頼りなく見えなくもないが、実はナイロンの約7倍と非常に強度が高いコーデュラを使用。
さらに雨の侵入や汗による蒸れを防ぐリサイクル素材のGORE-TEX invisible fitテクノロジーも搭載しており、ハードなトレイルや悪天候も気にせずガンガン使える。
アウトソールは信頼と実績のヴィブラムソール。ラグは3mmと深すぎず、浅すぎず、使いやすい。
両足で337g(28cm片足)と軽やかな履き心地と耐候性の高さは、普段使いにも重宝するはず。ワンタッチでフィット感を調整できるクイックレースシステムも使いやすい。
ホカらしいルックスの良さは、言うまでもない。街できれいめのスタイリングと合わせても、違和感のないマルチなシューズに仕上がっている。
また、他社よりもカカトとつま先の高低差が低い構造を採用しているのも、ホカの特徴のひとつだ。この独特な設計は、足が本来備えている機能を最大限に引き出すためのもの。
目に見えないこだわりだが、実際に歩いてみると自然と足が前に進み、履き心地の良さもよくわかるので、ぜひ一度体感していただきたい。
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