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男性約1000人に「自分自身の性に関する悩み」を感じたことがあるか尋ねたところ、7割以上の人が「悩みを感じたことがある」と回答した。

出典:月刊TENGA第52号

出典:月刊TENGA第52号


一方で、「自分自身の性の悩み」についてほとんどの項目で、7割以上の男性が「友人と話したことはない」と回答。

「話したことがある」項目においても「笑い話などカジュアルに話をしたことがある」人が多く、男性は悩みがあっても、まじめには打ち明けない傾向が見られた。

泌尿器科医/聖隷浜松病院 リプロダクションセンター センター長 今井 伸 先生 からのアドバイス
男性の場合、一般的には“他人に弱みを見せたくない”という考えが根底にあります。泌尿器科を受診する男性の中にも、自ら悩みを話す方はそれほど多くありません。でも、多くの男性は悩みが深刻でなくても、少なからず気になることがありますよね。こういった悩みを解消するためには、さまざまな情報から正確なものを選択することが重要です。昔は雑誌をバイブルにしていましたが、現代では、インターネットやSNSで簡単に情報を入手できます。中には正確でない情報や曖昧な情報も多く存在するため、混乱してしまうことも。実際に患者さんへは、信頼性のある情報として書籍や「セイシル」(https://seicil.com/)を参照するようアドバイスしています。


出典:月刊TENGA第52号

出典:月刊TENGA第52号


続いて、「性の悩み」を年代別で比較すると、「自分自身の性の悩み」の上位5つの項目には大きく変化がないことがわかった。なかでも「早漏」は3割前後、「包茎」は2割前後の人が悩んでおり、年代が変わっても大きな変化は見られない。

しかし、「勃起力の低下」と「セックスのテクニック」は、40代を境に変化がみられた。

今井 伸 先生 からのアドバイス
ランキングを見ると、20代も、「勃起力の低下」に悩む方がいるようです。通常、40歳を過ぎると「勃起力」が低下する傾向がありますが、若い人が「勃起力」に悩んでいる場合、考えられる要因の一つとして、マスターベーション時に使用する「オカズ」に問題がある可能性があります。毎回アダルト動画のような強い刺激のあるものばかりを視聴すると、強い刺激にしか性的興奮を感じられなくなってしまいます。そのため、できるだけ刺激の強いものと弱いものを交互に試してみることをおすすめしています。また、若い年齢で勃起力が低下している場合、病院で治療が必要になることもあります。気になる方は、受診することもおすすめします。

出典:月刊TENGA第52号

出典:月刊TENGA第52号


また、性について「気になったことがある」項目を年代別にみると、「セックスのテクニック」が、20代から50代までのランキングで1位となっていた。

40代以降からは、「性感染症や性器の病気」について気になりだす傾向あった。


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