SNSに潜む罠。「リポスト」は著作権侵害になり得る
3人の会話は、SNSでのコミュニケーションを中心とした内容に。 原 コミュニケーションというと、SNSやデジタルプラットフォームが欠かせないと思いますが、この辺りで注意すべきことはなんでしょうか?
海老澤 たくさんありますが、まずは写真の使用ですよね。気になったCDのジャケットや雑誌の写真をSNSに投稿することは、著作権侵害になる可能性があります。
そのほか、例えば、インスタグラムのリポストにも注意が必要ですね。外部アプリの仕様にもよりますが、元の投稿をスクリーンショットするかたちでリポストすることは著作権侵害になる可能性がある行為なんです。
土井地 なるほど、学びが多いですね。一般的に社会に出てきてからこういったことを学ぶきっかけはあまりないので、このガイドブックを見ながら、仲間内でそんな会話をするのもいいかもしれないですね。
原 SNSをビジネスにしている方もいらっしゃいますが、最近、その辺りの法規制がアップデートしたとか。
海老澤 ステルスマーケティング規制というのが2023年の10月からスタートしています。商品開発やプロモーションなどを担当する従業員が自社の商品の投稿をする場合や、会社から依頼を受けたインフルエンサーが商品の投稿をする場合は、きちんと会社のPRであることを伝えなければいけないということが大きな柱になります。
原 「#PR」をつけて投稿すればそれはクリアできるんですよね?
海老澤 「●●社からご提供いただきました」といった文章でも大丈夫ですよ。
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