「先駆け! 春のトレンド偵察隊」とは…… 履き心地の良いスニーカーの代表格として長年シーンを席巻してきたニューバランス。
一時入手困難にもなった990v6や昨年35周年の996など話題に事欠かないブランドだが、今春はネオ・スタンダードとなりうる逸材がスタンバイしているらしい。
期待に胸を膨らませつつ、いざ、ニューバランスの本丸へ!
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紹介してくれたのはこの人!
小澤真琴さん●ニューバランスジャパンのマーケティング部門に所属し、主にPRを担当。ブランドについてをより深部まで知るひとり。
――まずは、直近のニューバランスの傾向を振り返っていただけますか? 小澤 昨年は定番モデル「996」が35周年を迎えたことがもっとも大きなトピックスでした。スペシャルなアニバーサリーモデルも登場し、大いに盛り上がったと思います。
一方、90/60をはじめ、新しいモデルに対する熱も上がってきたと感じています。もちろん目新しさだけでなく、履き心地の良さでも幅広い世代の方が手に取られています。
――確かに、以前の定番とは様相が異なるモデルも増えてきましたね。 小澤 ニューバランスの新モデルの大半は、アーカイブから着想を得ていることが多いんです。「このアッパーデザインやソールは’90年代にリリースされたあのモデルで使われている」というように、構成要素のほとんどは過去にルーツがあります。昔からスニーカーに触れてきたオーシャンズ世代の方々も、どこかに親しみを感じられると思います。
――なるほど。がぜん春の新作が気になりますね!
① 春色に彩られた期待のシン・定番
「U9060SFB」2万2000円/ニューバランス(ニューバランスジャパンお客様相談室 0120-85-7120)
小澤 こちらは先ほども触れた「90/60」の新色です。ブランドを象徴する900番台と、2000年代初頭に登場したランニングシューズの860からインスピレーションを得て製作されたのが90/60。900番台の90と860の60をとってこの名が付けられました。昨年登場以来、非常に好評です。
――春らしい綺麗な色ですね。 小澤 薄いメッシュのピンクと、オーバーレイのブルーグレーの爽やかな配色が特徴です。昨年は90/60でも、ニューバランスで定番のグレーが人気でしたが、周りと被らない新鮮さを求める方には、この新色がおすすめです。
小澤 ゴツゴツしたソールの形状や、“N”マークのデザインと素材が外側と内側で異なっているのもポイント。見た目のインパクトはもちろん、履き心地も抜群です。
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