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縮み、ひび割れ、シミより避けたいのはカビ!



山崎さんは、革が雨に濡れるよりも避けるべきことがあるという。それはクローゼットにしまい込むことだ。

「ことあるごとに革ジャンにカバーをかけてクローゼットにしまう人がいますが、カビが生えるのでやめてください。

高い買い物なので大事に着たい気持ちはわかります。ですが雨に濡れて湿った状態や、ケア直後の状態で湿気の多いクローゼットにカバーをかけて長時間保管しておくと、とてもカビが生えやすい状態になります。革モノで最も深刻なアクシデントはカビなんです」。



カビの発生を防ぐにはどんな対処法があるのか。山崎さんは、余計なケアをしない方がいいと語る。

「カバーをかけずに、風通しがよく湿気が溜まらないところに保管しておくのがいいでしょう。部屋の中でラックに掛けて保管するのがベストです。そしていちばん望ましいのは“よく着ること”。定期的に着れば湿気が溜まりませんし、革の硬化防止にもつながりますよ」。


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