さて、最近夢中になった趣味が登山であるならば、学さんにはずっと昔から夢中になっている趣味がある。それが写真。それもアナログのフィルム写真にこだわり続けている。
「キャリアはモデルと同じくらいで、20歳の頃から。山では景色も撮りますが、むしろ『そこ撮る?』ってシーンにレンズを向けることが多いですね。木だったり、地面だったり、仲間のしぐさだったり。山の外側よりも、山の内側に惹かれるんです」。
その写真はご覧のとおり。玄人はだしの腕前である。それでいて、気になる人やモノに目を向けたときの素直な感動が、そのまま絵になっている。つまり胸を打つのだ。
相棒はニコンの「F3」、ペンタックスの「67Ⅱ」など。最近はそこに、デジタル一眼レフが加わった。
「フィルムだとコストかかりすぎるという理由もありますが(笑)、ちょっとしたチャレンジです。デジタルは僕にはとても新鮮。まったく別物の遊びを見つけた、という感じなんです」。
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