そう、本題はこのフロアに開設された「ベンチャーラボ東京 ショールーム」の内容だ。ラボの受付と解説員を兼任する紘子さん、ご案内お願いします。

入り口はこんな感じ。

プロジェクターに映し出されているのは水をテーマにした映像。

「弊社はもともとスパークプラグの製造から始まりました。初代社長の江副孫右衛門は『わが国の特産品である磁器をもってプラグを生産する』と決意し、国産プラグの生産に乗り出します」。

そのスパークプラグはショールームの最前列に展示されていた。いわゆる、エンジンなどの内燃機関でガソリンと空気の混合気に電気的に点火する「ライター」のような製品だ。

ああ、これは見たことがあるぞ。

現在、力を入れている製品は「デシカント空調機」。デシカント？

「デシカントとは湿気を吸収する物質のことで、換気と湿度コントロールを少ないエネルギーで実現する装置が『デシカント空調機』です。スーパーマーケットやドラッグストアに導入することで、空調の効率化が期待できます」。

こちらが噂の「デシカント空調機」。

日本特殊陶業が開発した装置内のセラミックス（スポンジ酸化チタン）が水分を吸着するとのこと。