パタゴニアを代表する名作「ブラックホール」シリーズ。その名の通り、何もかも吸い込んでしまいそうな収納力で人気を博し、1991年の登場以来、多くのユーザーを魅了し続けてきた。
そんなブラックホールシリーズのダッフルとキューブが今年、さらなる進化を遂げる。トップアスリートのライフスタイルを通じ、その底知れぬ魅力を紐解く。
プロのアクティブライフも支える名作
日本を代表するパドラーのひとり、金子ケニー。当然、彼のライフスタイルは海と切り離すことができない。
活動拠点の葉山を中心に、日本中、世界中で活動するその傍らには、常にパタゴニアのブラックホールがある。
「とにかく丈夫で、防水性も高いから使い勝手がいい。もう10年以上は使い続けています。ウェットスーツも入るし、細かいギアも適当に放り込めば全部受け止めてくれる。器がデカいやつなんです(笑)」。
「ブラックホール・ダッフル 55L」2万4200円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
日常的に使用するものである以上、見た目はもちろん重要だ。しかし、アスリートとしてそれ以上に軽視できないのが“機能性”である。
「生地の強さや撥水性は大事。ブラックホールはそのあたりの安心感も抜群で、どこか引っかけても破れたことがありません。特に遠征先では何が起こるか分かりませんし、そもそも自然の中で競うスポーツですから、余計にブラックホールのタフさが頼もしく感じられます」。
「ブラックホール・キューブ 3L」5280円/パタゴニア(パタゴニア日本支社 カスタマーサービス 0800-8887-447)
SUPのプロ選手として海外レースを転戦してきた彼だが、そのハードな日々に寄り添い、支えているのもブラックホールシリーズにほかならない。
「例えばアメリカで車移動する際、大きい荷物は基本的に荷台に積むのですが、荷台カバーが付いていないトラックも多く、急な雨に濡れるのもザラ。でも、ブラックホールは多少の雨ならものともしません。
競技に集中するうえで、そういう細かなストレスを軽減してくれるギアっていうのは本当に価値があるんですよ」。
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