西風に運ばれてくる黄砂にも注意
――黄砂はどうなりそうですか? 不安材料のひとつです。黄砂はゴビ砂漠から舞い上がって風に飛ばされ、中国の工業地帯で硫化物や他の化学物質がこびりつき、やがて日本に舞い降りてきます。この黄砂がスギ花粉を細かく分解させ、喘息や花粉症の症状を悪化させるといわれています。
すでに2023年の11月~12月には、これまでの30年以上の平均値を大きく上回る飛散が記録されています。記録によれば、2023年の11月に4回、12月には7回の飛来が報告されています。これもゴビ砂漠の酷暑や小雨と関連があるようです。
2024年は、偏西風の気象条件によりますが、黄砂の飛散が花粉症の飛散時期に重なる可能性があります。
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